大きなお城の高い塔に閉じこめられたお姫様
締め切っていたカーテンを
やっとの想いで開けてみた
まぶしさに目を細め
思い切って
窓も開けてみた
途端に、吹き込んでくる 涼しい風
久し振りに見上げた空は
雲ひとつ無い真っ青な明るさを持っていた
なんだ
こんなにも求めていたことがすぐそばにあったなんて
あんなにも悩んでいたことがとても透き通って見えてくる
吹く風が、何かを壊していく
もうすこし
まだすこし
ここでこのままこの風を
全身で感じていよう
そうしたら
そのあとに
「なにか」が見つかる気がするから...


